多村は練習嫌いで有名で、怪我の多さからか、痛みに敏感で決して無理をしないタイプの選手だ。
チョット痛いと思うと、試合中でも退場してしまう。
これは、石井のブログでも書かれていたように、痛みに耐えてプレーしている選手にとっては、納得がいかない部分でもあっただろう。
そんな多村に、王監督は
『フル出場』を要求した。
また、王監督は「うちにくれば心、技、体で高いレベルで競い合うことができる。今まではそういうこともなかっただろう」とも言っている。
確かに、横浜では多村以上にポテンシャルのある選手がいないのは事実だ。
しかし、ソフトバンクには松中、小久保等々一流選手が揃っている。
果たして、この状況で多村が結果を残せるのだろうか。無理なトレーニングをして、怪我をするのが目に見えている。いくら、腰の状態(ヘルニア)が回復に向かっているとしても、無理は禁物である。
横浜ファンであれば、100試合出場して、3割、30本打ってくれればOKだと、誰もが思っている。
多村自身も、ぬるま湯球団(横浜)であるから、許されている部分があることを自覚しているはずである。
そんな多村が、パリーグで常に優勝争いをする球団で、どの様な活躍を見せるのか、今後の多村を見守りたい。